民族音楽にもクラシック【古典】があるって知ってる?

クラシックは西洋オーケストラだけじゃないんです!
イスタンブルを中心に東ヨーロッパのハンガリーやウクライナ➡︎アラビア、北アフリカなどのとーっても広い地域を治めていたオスマン帝国にも宮廷で発達したクラシック音楽があるんです。

イスタンブルに行った時にオスマン古典音楽の先生に教えていただきました。 この楽器はクラシックケメンチェ という名前、その名の通りむかーしむかしみたいな音がして大好きなのですが難易度かなり高いです。
動画で使っているのはクレタ島のリラ、似てるけどギリシャとトルコでは言葉が違うのでぜーんぜん、違うネーミングになってしまいます

意外に思われるかもしれないですが、基本的に西洋譜面で教わる感じです。
音符にすると点と点で連なっているだけなので、実際はなめらか〜な動きとか
かなり重要視されている感じでした。
音階ではなく、あえて旋法というのはそういう意味合いもあるのだと思います。専門用語が多くてちょっとマニアック過ぎですね、すみません。

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音楽療法としても発達してきた

古代ギリシャや聖書の時代、サウル王を鎮めたダビデの竪琴の音色のように
トルコやアジアルーツの音楽には音楽療法としての側面もあるようです

上の動画で演奏している楽曲は、フセイニサズセマイ
19世紀イスタンブルの作曲家Tatyos Efendiによるもの
私のウードの調弦に合わせてDを基準に演奏してますが
ふつうはEで演奏されます、同じオスマンクラシックでもトルコではE、エジプトなどアラブの国ではDが主流のようです。


フセイニというのが旋法の名前、サズセマイは器楽曲の一つの形式のこと
トルコの古典、イスラム神秘音楽などを研究しているテュマタという団体によると

フセイニ旋法 
水の性質を持つ
空が白む明け方➡︎昼頃にかけて効果的
美、善、静けさ、安楽を与え、心を安らげるはたらきがある
とあります

難しいことはともかく、
ピアノや西洋音楽であらわせない、とっても細かい音の動き
なめらかな曲線などを大切にする、すごーく奥の深い世界なんです

以前にも微分音のコラムで紹介しましたので
ご興味ある方はこちらの記事もごらんくださいませ
ピアノにはない微分音の音楽って?

オスマンクラシックの譜面は無料公開されてる!

6世紀に作られた世界遺産アヤソフィアに住んでるネコ

neyzen.comというサイトでオスマン古典の楽曲は
マカーム(旋法)ごとに無料公開されているんです

トルコ語だからわかんないよーと思われるかもしれないですが、
アルファベットなので、なんとなくわかると思います

neyzen.comを開く➡︎ヘッダーメニューのNota Arşivi➡︎Klasik eselrerをクリック
たくさんマカームが並んでる画面がでますので HÜSEYNÎ【マカーム】 を探してクリック
Saz Semâî【曲の形式】 もいっぱいある中で Tatyos Efendi【作曲者】のをクリックで譜面にたどりつけます。

ジャズスタンダードの譜面とかも、特に買わなくてもネット上にたくさん転がってますよね、昔の曲なので著作権とかあんまり関係ないみたい。




トルコ譜面の注意点

譜面をみて、あれあれこんなキーなのかな?と思われるかもしれません
なぜかトルコの譜面は実音より4度上で書かれているんです。
ややこしいですね〜

イスタンブル金角湾近くのウード職人Ali Nisadir制作のウード

私の自分のウードの調弦に合わせてDを基準に演奏してますが
ふつうはEで演奏されます、同じオスマンクラシックでもトルコではE、エジプトなどアラブの国ではDが主流のようです。

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