民族楽器の微分音はほんとに気持ち悪いの?

こんにちはー
吉祥寺で民族楽器ワークショップを営む
スワラジ工房のウエダタカユキです

繊細で優美な中東の音楽

ご存知のように
ヨーロッパを代表するような
ギターやヴァイオリンなどの楽器
リュート系楽器の
ご先祖の多くは中東がルーツという説が
一般的です。

楽器自体の音量や
音圧は西洋楽器には
かなわないけど

中東の音楽や楽器には
西洋の音楽では表現できないくらい

とーっても繊細で
優美な世界がひろがっています

微分音はなんで気持ち悪いの?

微分音とググれば1番最初になんと
気持ち悪い!とキーワードがつづきます

果たして本当に気持ち悪いのでしょうか?

感覚や好みの違いには個人差がありますが
味わったことのない料理をはじめて食べた時の
違和感のようなものかもしれないですね。

私たちはちいさいころから
ピアノの鍵盤に表すことができる
音の中にはぐくまれてきたので
もしかして
ちゃーんと西洋クラシック音楽を
やってきた方ならなおさら
微分音にたいして違和感をもってしまいかも
しれないです。

実は心地よいトルコ音楽の微分音

奇をてらうような?
現代音楽の難しそうな微分音の表現ではなく

トルコ古典音楽には
自然な流れの中で
西洋音楽に慣れ親しんだ人が
聞いても
馴染みやすい微分音の世界があるんです😊

チェチェンの娘のやさしい微分音

チェチェンの娘?なんですかそれ?

今から100年くらい前の今のトルコが
オスマン帝国だった時代

タンブーリジャミルベイという音楽家の作品です
この曲をサンプルに
やさしい微分音、みていきましょう

 
 
 
 
 
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このインスタの演奏では
下の譜面のように
だいたい4分の1♭で弾きましたが
興味深い
ご意見をいただいたのでご紹介しますね😊

あれ?フラットが
反対むいてるぞ? どういうこと?

この微分音について
ドイツ在住で本場のトルコ音楽家の方達とともに
世界で活躍されている
カーヌーン奏者のShingo Masudaさんから
ご意見いただきました⬇️


つまりshingoさんの解説によると
逆さフラット=9分の1♭

こちらの図は
Makam – Microtonal Encyclopedia より引用しました
Shingoさんの指摘するように
逆さフラットが9分の1下がってますね

ただしこの楽曲チェチェンクズは
フセイニ旋法(マカーム)に基づいているので
4分の1♭よりすこーし高めくらいの音程とのことです

🤔ふむふむ
以前アラブ音楽の方とご一緒したときには
4分の1でとっていたと記憶してますが
たしかにぴったり4分の1の重い感じとは
違いあきらかに
トルコ音楽の演奏は
もうすこし軽やかに聞こえるのは
このためだったのですね😌
納得です😊


この楽曲のこの譜面には

ひとつの音だけが微分音

1/4(よりちょっと上)に下げればいいのでそんなに
難しくないですよね?

しかも西洋音楽の感覚からしても

さほど違和感をおぼえないのではないでしょうか?

しかも音階の中では
この2度の音

たまーにしか出てこない音なので
ちょこっとあやしい?雰囲気の
スパイスの効いた感じくらい
に感じられるのではないでしょうか😌

さきほど触れたように
アラビアとトルコでも違う

微分音の解釈も
いってみたら
方言のようなニュアンスにも近いのかもしれないですね。

日本語でも
東京などで話されているような
標準語にはないような

柔らかであたたかい言葉や
微細なニュアンスを
古典的な雰囲気をもつ
方言であらわせることってありますよね?

ひとつの絶対的な価値観にとらわれることのない

微分音の世界も
ダイバーシテイ
多様性が大切な

これからの時代で
大切なコンセプトになり得るかもしれないですよね😌

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