どうもー
吉祥寺で音楽ワークショップを運営してます
スワラジ工房のウエダタカユキです
ロックミュージシャンは楽譜なんて
読めなくてもいい?
確かに西洋クラシックのように
書いてあることを忠実に表現しなきゃならないような音楽でなければ、
譜面みてスラスラ歌えたり、スラスラ弾けたりする必要はないかもしれないですよね😊
それでも
ビートルズやレッド・ツェッペリン
のメンバーは美大出身が多く

専門的に音楽理論を
学んだわけではないのに多くのすばらしい楽曲を残してますよね
彼らもジョージマーテインのような
音楽的な知識が豊富な人のサポートによって
音楽的にも成長していきました
なので最初に結論からいうと
楽譜の読み方なんてしらなくても
楽器演奏や作曲は
できます、OKです
ただ
できることはできますが
楽譜の読み方など
ある程度知っておかないと
正直、限界があります😢
スラスラ楽譜みながら
メロデイを弾けるようになるまでいかなくても
基本的なことだけでも
理解しておくのはめちゃくちゃ重要です
そしてそれはそんなに難しいことでもないです😌

音楽の土台になるものは
音楽を構成する要素は
大きくわけて3つといわれてます
メロデイ、リズム、
そしてハーモニー(コード)
私たちがふだん親しんでいるような
音楽はこの3つの要素からつくられてます

服でいったら
まず
糸がメロデイ、リズムが布、ハーモニーが縫製
みたいな感じですね

これらのたった3つだけの要素を組み合わせ方で
音楽を作り出すことが
だれでもカンタンに可能になります
日本では昔からカラオケが普及していて
楽譜なんて読めなくても
音程を取るのが上手な人
うたが上手い人が
多いなと思うのは
私の30カ国以上旅した経験と
学生時代に留学した経験からも思います

これはほんとうに素晴らしいことですよね😌
日本人が苦手なたったひとつの音楽的要素?
それでも
音程をとるのは
世界レベルでうまいのに
とくに私たちが比較的苦手なのが
リズム
とりわけふつうの4拍子でも
どこのビートから
スタートするのか間違っちゃう😭

こんなケースが
多いのでここで
わかりやすい例をご紹介しますね
ハッピーバースデイのリズムは?
みなさんご存知の
ハッピーバースデイのうた

この曲みなさんどうやって
拍をとりますか?
リズムをとりますか?
もしかしたら
ハッピーバースデイの
ハッピを一拍目にとってしまうひと
多いのかもしれないですが
実はこの曲

譜面はこんな感じで
ハッピが一拍目ではなく
歌いはじめが3拍目から
つまり一拍目はじまりは
3拍子の最後のリズムからになるんです😌
農耕民族のジレンマ?
3拍子系の曲の
メロデイのはじまりと1拍目でとってしまうと
せっかくの奇数拍子の躍動感が
損なわれてしまいます😢
こうした3拍子系のメロデイは
牛や羊を放牧したりする牧畜民族や騎馬民族に多くみられ

私たちのような
農耕民族の地域にはあまりないリズムなので
やや難しいのは仕方ないかもしれないです

偉大な民族音楽学者の小泉文夫さんらの
研究にはこのようにあります
「3分割リズム」の存在根拠を「騎馬民族」に求める特異な説まで唱えたが、これは韓国の音楽を汎ユーラシア的視 点で考察する必要性を主張するための発言と解釈すべきである。
小泉文夫の韓国音楽調査とその音源資料について : 予備的報告 植村幸生
韓国のアイドルグループが
音楽やダンスで世界を魅了してる
理由のひとつに

もしかしたら
躍動感あふれる
リズム感が昔からの民謡にみられるように
潜在的にあるからかもしれないですね😌
フツーの4拍子でも躍動感が出せるよ
それでも
ふつうの4拍子の曲でも
メロデイのはじまりが
必ずしも一拍目とはかぎらない
休符からはじまる曲も
じつはポピュラー音楽のなかにもたくさんあります

たとえば専門的に音楽理論を学んだ経験のなかったであろう
ビートルズの曲にも
このように小節のあたまからではなく
3拍目からメロデイがはじまる楽曲があります
Love me doの譜面

この曲のライブの時に
ポールマッカートニーが
12345と
(12345(休符)→メロデイ)
カウントすることで
ロックミュージシャンにおいても
小節とリズムのカウントについての知識があったことが
確認できます😌
このようなこと、つまり
メロデイの始まりが
小節の中で
どこから始まるのか?
1拍目はどこなのか?
理解しておかないと

1拍目がどんどんずれていってしまう
もしくは不自然な
休符で補わなきゃならなかったりするのです
簡潔で美しい世界は音楽にもつながる?
ちょっと関係なさそうで
じつは大事なはなしをしますね
先日東大で
世界ではじめて

塩の結晶化の瞬間が世界ではじめて撮影されたのを
おぼえてますでしょうか?

雪の結晶の幾何学模様が
とーっても美しく均整がとれたかたちなのも
だれでもご存知ですよね

音楽はかたちにこそならなくても
優れた楽曲は
簡潔で整然と譜面にまとまることが
多いのです。
まとめ

楽譜はみながらスラスラ歌ったり弾けなくてもいいけど
拍の感覚、ビートの始まりを理解するために
楽譜の読み方の基本だけは
しっかり理解したほうがいいよ😊
ということでした
私は
こんな感じで演奏するときは
民族楽器ラバーブ とかケメンチェなのですが

作曲や編曲も仕事としております
なのでどんな楽器の方でも
作曲のこと
モードのこと
リズムのこと
コードのことなど
基本的なことをわかりやすく教えてますので
興味あったらお気軽にお問い合わせください