こんにちはー
吉祥寺の民族楽器ワークショップを主宰
アフガニスタンパキスタン、トルコの楽器で
音楽制作、演奏活動をつづけるスワラジ工房の
ウエダタカユキです
今日はミニマムな努力で
最速で上手くなる方法を
わかりやすく解説しますね
1万時間の法則ってほんとなの?
Ten thousand hours is the magic number of greatness.
(引用元:Malcolm Gladwell (2008), Outliers: The Story of Success, New York, Little, Brown & Co.)
(訳:1万時間とは、偉大さを示すマジックナンバーなのだ。)
大きな成功をおさめるには1万時間もの練習が必要であるという
ベストセラーになった本で書かれていますが
ざっと計算するとこんな感じ⬇️
・1日3時間+10年間=1万時間
10年で1人前ってよく聞く言葉だけど
それだけ続ければ、上手くなるのも当然?ですよね

大人になってはじめた楽器だと
そんなに時間がかけられない😭
スーパープロレベルに達しなくても
みんなでセッションできる程度のレベルになるには
そんなに時間はかかりません😌
効率的に続けていければ大丈夫です
具体的な方法としてはこんな感じ
- 練習時間を固定して習慣化
- 苦手なポイントにフォーカス
- 楽器を手にしてないときこと、脳内で音を鳴らす
- 本番を設ける→動画にとってみる
寝る前の30分でもいいので
スマホから離れて
取り組んでいる曲の
とくに苦手なフレーズにしぼってみる
楽器に触れて音世界に集中することで
リラックス効果も高まるので
睡眠の質も向上して効果的です😌

休みの日だけ
何時間も練習するより
毎日15分でも30分でも積み重ねた方が
効果が高いのは心理学者の論文にもあります
ラルフ・クランプ教授(ルーヴァン・カトリック大学)は「練習時間だけが全てを決めるとは思っていない」と返しています。特定の技能に熟練するには、練習の質や教師・親のサポートも重要だけれど、継続的な練習こそが最も重要である、という意見です。
苦手なフレーズにフォーカス
どこが自分が苦手なのか
どのポイントができてないのか
改善点をつきとめるのも
めちゃ重要です
できないところがわかれば
そのポイントにしぼって
体と心をリラックスさせた状態で
取り組めばいいんですね😊

疲れるほど練習する必要はありません
どうやってリラックスして
続けられるかが大切
始めたばかりの楽器でも
アウトプットした方がいい理由
弓の扱いがフワフワ過ぎ😭
ぜーんぜん音圧がでてないけど
上手い人とやるだけで学びになります😌
トルコのイスタンブールと
ギリシャのクレタ島を訪れたときに
出会った楽器
ケメンチェ(リラ)の演奏をはじめて
4年ほど経ちました
はじめは力の抜き方がわからないので
どこへいくにも
持っていき
スキマ時間をみつけては
練習→下手でもちいさいライブでアウトプット
改善→また練習
というサイクルを続けることで
おかげさまで
ケメンチェで楽曲をつくることもできるように
なりました。
もちろん大人なので
職業にかける時間プラス練習でしたが
- なるべく自分にはカンケーない音楽は聞かない
- 取り組んでる曲をいつもイメージする
そんなことを意識するプラス
下手でも失敗しても本番を設けることで
わりと効率的に練習できたとおもいます😊
人生100年時代の最高のともだちは楽器
時間かかって大変だーと思うかもしれないですが
平均寿命がどんどん伸びている現代
かけた時間だけの成果を
楽器は決して裏切りません

体でおぼえたことは
知識だけでおぼえたことよりも
定着しやすいのは

脳みそのいろんなパーツを
使うので効率的だということは
科学的にも実証されています
しかもやればやるほど技術が向上
してどーんどん楽になるので
長いスパンでみて続けていきましょう🐱
とはいえ古典はめちゃ奥が深いよ
そうはいっても
クラシックケメンチェは
オスマン古典音楽の楽器
古典というだけあって
ものすごーく繊細で
奥深い世界

死ぬまで勉強ですね。。。。。
なにせ半音の半音→1/4音のさらに半分の
音程まで
このフレットレスの楽器で
正確に表現するのだから
3年でようやくスタートラインにたったかなという感じかも
ヨーロッパ文明が発達する
ずーっと以前から中東には
都市文明が形成されていたのは
ご存知でしょうが
そのぶん、古典音楽の深遠さは
西洋音楽と比べてもまた
非常に奥深いものだということを
実感します
さあコツコツ一緒に歩みつづけましょう。
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