古代ギリシャ音楽に即興演奏の秘密?モードと度数とは

吉祥寺で音楽ワークショップを営む
スワラジ工房のウエダタカユキです

今日は即興演奏がめちゃ簡単に
できるようになる方法

これを理解すればだれでも

呼吸するように
キャンパスに自由に絵を描くように
ナチュラルに即興ができるようになります

それでは即興演奏に
とーっても重要なこと

モードと度数について深堀りしますね

音大生が音楽理論を学ぶにあたって

まずはじめに習うのが
このモードの世界
なんです。

モードは古代人からのメッセージ?

モードとか度数といわれても
専門用語みたいなので
ちょっと、とっつきにくいですよね

西洋音楽
時代がすすむにつれて

いろんな楽器やいろんなメロデイが
重なりあったりする
ハーモニーを重視しつつ進化してきましたが

もともとは

中世以前の古代においての
ヨーロッパでは

メロデイとリズムが主体の
シンプルな
モード音楽
だったんです

世界最古のうたの秘密

こちらが現存するうちの
記されたかたちでの完全な曲といわれる

セイキロスの墓碑銘

墓碑銘というくらいですから

墓石に刻まれた詩
にメロデイがつけられたものです。

紀元1世紀のものと考えられ
今のトルコで発見されました。

外国のお墓っていえば十字架ってイメージ?
ですが紀元前なので
キリストの誕生より前ですよね
なので十字架はカンケーないです。

もちろんこれより以前にも
楽曲は発見されていますが、

保存状態がよいので
世界最古の曲としてしられることになりました

生きている間は輝いていてください
思い悩んだりは決してしないでください
人生はほんの束の間ですから
そして時間は奪っていく物ですから。

https://ja.wikipedia.org/wiki/セイキロスの墓碑銘

セイキロスという人が
自身の妻エウテルペの捧げたものと考えられています

時間はとても大切だから
くよくよしないで
今を輝いてねとの古代人からのメッセージ

今の忙しい私達の暮らしにも響きますよね。。。

歌詞の意味はともかく
今日のメイントピックは

モードと即興演奏でしたね、

このメロデイは
古代ギリシャルーツの
Mixolydian(ミクソリディアン)モード
とよ呼ばれます

モードの名前の由来は

古代ギリシャの地域の名前が多いのです

リディア(リュディア)は
古代ギリシア世界に実在した国ですが

リディアという名前も
風の谷のナウシカに出てきそうな
エキゾチックな響き
ですね😌

トルコはいまではイスラム教の国ですが
小アジア(アナトリア半島)は
古代においてギリシャ世界だったのですね。

こちらのリンクは
メロデイとリズム主体の音楽のモード音楽が

古代ギリシャにおいて主流であったことを
しめす資料になります

古代メロデイの譜面もあるよ

セイキロスの墓碑銘はこのように
楽譜にもなっています

これは私の推測ですが

完全5度などはさておき
今の西洋音階とはちょっと異なる

微妙な音程(微分音)
当時は演奏されていたのではないかと思いますが

こうして譜面になっているとわかりやすくて
ありがたいですね😌

西洋音楽が今のように
たくさんの音が重なりあうようになったのは

ルネサンスごろからと考えられて、
それ以前は

今の中東音楽やほかの地域の音楽のように

メロデイとリズムが主体のモード音楽
だったんですね。

実は古代ギリシャよりももーっと昔!

紀元前1400年頃の音楽
メソポタミアの楔形文字の解読により
明らかになっているようです

なんとこの動画には

当時のメロデイを再現しているシーンもあるのですが

中東音楽で重要な要素
微分音(マイクロトーン)までは再現されていないので

あくまで西洋音階のみの解釈と考えられます

これらの古代から伝わるようなモード音楽には

根っこの音(トニック)を基準に

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と度数で音程を計る法則性があります

つまりだれでもその法則性をしっていれば
カンタンに即興ができます

中東音楽のイントロなどにおける
即興演奏はタクシームとよばれて

楽曲に入る前にとても重要なパートとされていて

その楽曲で使うモードを
ちょうど
本番前の試運転みたいに
演奏することがあります

インド音楽ではアーラープとよばれ

著名なシタール奏者ラビシャンカルによると
即興性をとても重んじるインド音楽においても

とっても大切なパートをされています

詳しくはこちらの動画の
2分くらいから
語っておられます

音楽は目に見えない世界ですが
動画でもラビシャンカルさんがいっておられるように

まるで絵画を描くよう
ある一定の法則性のもと
モードにもとづいて
音で空間の美を表現するのです。

この法則性のシステムのことをモードといいます。

西洋音楽は
古代ギリシャや中東から
さまざまな影響
をうけてから
のちにいろんな音が重なり合う
ハーモニーの世界を発達させました

いま私達が聞くのは

その影響をうけたハーモニーを重視する音楽
が主流なのです。

そのため

このような
古代から続くモード音楽 

中東音楽やインド音楽のモード音楽を聞くと
少し違和感をもって聞こえる方も多いかもしれません

人間の感情を超えたような響きに
親しみを感じることが難しいかもしれませんね。

それでも、

今では西洋を代表するような楽器

ヴァイオリンやチェロでさえも

モード音楽の地域の影響を大きくうけて
リュート系の楽器から発展してきたと考えられています。

ちなみに今私達が
当たり前のように世界中で共通してつかっている

0123456789
インドアラビア数字のルーツもこの地域からですよね。

たとえば

私達が親しんでいる

ドレミファソラシドも
Ionianアイオニアン
というモードなのです

古代ギリシャのイオニア地方に由来すると
されています。

なので

はじめは決して難しく考える必要はないのです

ドレミファソラシド
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この度数の中で
根っこになるおと、ベースになる音を基準に

じっくり音をあじわって演奏することでも
即興演奏をすることは十分に可能なんです。

さきほども少しすれましたが

音楽用語をしらべていると

根っこの音=トニック

5番目がドミナント

と説明されることがよくあります

根っこ(基準の音)がトニックなのはOKですが
5度がドミナントというのは

モード音楽のコンセプトではなく
コード音楽のコンセプトなので

混同しないようにしましょう!

5度がドミナントというのは
忘れて
完全5度ということを

おぼえておけば大丈夫です。

スワラジ工房ではモードに基づいた
オフラインでのレッスンも

吉祥寺の工房で開催してますので
もっと深く知りたい
実際の楽器でチャレンジしてみたいなどあれば
お気軽になんでもお聞きください😌

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