西洋クラシックの人は即興が苦手な理由
譜面に書いてあることならどんな難しいことでもできるのに、モードに基づいた即興演奏となると苦手という西洋クラシック音楽に携わっている人はとても多い。 そこで今日は、インド音楽の発想から即興演奏のためのヒントを探ります。

Youtube より引用上のリンクでみれます
インド音楽シタールの巨匠ラヴィシャンカールが語るインド音楽のシステムは
転調のないモードに基づいた即興演奏に使えるメソッドがたくさん!
移動ドのコンセプト→どの音でもトニック【ド】になるよ
これは大変便利な発想!
得意な調律は楽器によって歌い手によって高くなったり低くなったり様々ですよね、メロデイをリードする人に合わせて、基準となる音=トニック【ド】を移動するコンセプトなんです。
- 西洋式 →ドレミファソラシド
- インド式 →サレガマパダニサ
- 移動ドのコンセプト →12345671
移動ドのコンセプトがわかれば、ジャズのコードや即興の仕組みを理解するのにもとーっても便利ですよ。
モードとラーガは何が違うの?

スワラジは日本語に翻訳して以下に解説しますね。
リデイアンモードとラーガヤマンで検証してみましょう!
リデイアンとヤマンの音階【スケール】↓
- 123 4 5671
- ドレミ♯ファソラシド
- サレガマパ ダニサ
あれれ?リデイアンもラーガヤマンもおんなじ音階なの?それなら何が違うの?
上がるときと下がるときで使う音が違うみたいだよ
- 上がるとき→723 4 671
シレミ♯ファラシド
ニレガ マ ダニサ - 下がるとき→1765 4 321
ドシラソ♯ファミレド
サニダパ マ ガレサ
上がるときにド【トニック】をすっ飛ばすなんて、西洋のモードにはない発想! さすが伝統深いインド音楽ですね
こうした音の使い方で独特の雰囲気が出せるんだね。
音階の中に休むポイントがある!

➡️Learn Raag Yaman Lesson4
深い呼吸とともに円を描くように動き正確な音程に着地→ひと呼吸のポイントまで決まっているんですね。うーん、🧐なんと深遠な音世界でしょう。もはや瞑想そのもの!
呼吸とともに休むポイント、雲や水のようにスムーズな装飾音など、いろんな要因が合わさって初めてラーガになるんですね。
すべて統合して習得するには大変な修行が必要だけれども、トニックを飛ばして上がるメロデイとか、別ジャンルでも即興演奏の時の一つのアイデイアとして取り入れたくなるエッセンスにあふれていますね!
すべて統合して習得するには大変な修行が必要だけれども、トニックを飛ばして上がるメロデイとか、別ジャンルでも即興演奏の時の一つのアイデイアとして取り入れたくなるエッセンスにあふれていますね!
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