パキスタンにのこるアレクサンダーの末裔伝説とチトラールのシタール

こんにちはーアフガニスタン、パキスタンの民族楽器ラバーブ で
音楽活動するスワラジ工房のウエダタカユキです

今日はパキスタンにのこる
古代オリエント世界に大帝国を築き上げた
アレクサンダー大王の末裔伝説ののこる民族と
その地方の音楽について深掘りしますね

パキスタン北西部チトラール地方のカラーシュ族

wikipediaから引用

パキスタンの北西部、アフガニスタン国境ちかく
チトラール地方にいまの住むカラーシュ族の人々
ごらんのように独特の民族衣装にみをつつみ

イスラム教が大多数のこの地域において
独自の宗教と文化を持ち
古代ギリシャからインドまで攻め込んだ
アレクサンダー大王の末裔伝説も残り
独特の文化はおおくの人類学者を魅了してきました

パキスタンといえども、かなり北部なのでほとんど中央アジア文化圏ですね
wikipediaより

2019年にパキスタンを訪れたとき
ペシャワールの博物館で
チトラール地方のカラーシュ族の
とても興味深い資料も展示してありました

イスラム文化圏にはみられない
木製の彫像、ちょっとイースター島のモアイみたいな顔?
顔の表情はともかく

乗馬と神様の彫刻の技術に長けたアレクサンダーの軍隊が
この地域に与えた影響かもしれないですね

博物館にはギリシャ語の刻まれたコインがありました
左はガンダーラ文明の中心になった
クシャーナ朝のカニシカ王のレリーフ2世紀〜3世紀ごろ
アレクサンダーは紀元前2世紀なので
500年ほど時代はくだりますが

左 クシャーン朝のカニシカ王 右 ギリシャのかみさま

ギリシャの都市文明がこの地にのこり
美しい仏像を世界ではじめてつくった
ガンダーラ美術に受け継がれます

日本に仏像をつくる技法が伝わったのは
さらに後7世紀ごろなので
この地域が古代において文明の最先端であったということは
疑いない事実です

パコール帽子に残るギリシャとパキスタンの関係

パキスタン北部はパコールとよばれる
風の谷のナウシカに出てきそうなまーるい帽子
パコールが親しまれています

いったいいつの時代からこのパコールがあるのか
不明な点はおおいのですが

古代ギリシャのマケドニア地方の彫像にも
パコールをかぶる男性の彫像がありました!

紀元前3世紀のものとみられるこの彫像は
古代ギリシャ、マケドニア地方ではカウシアと
よばれていました。

遠く離れたギリシャとパキスタン
こうした服装からも共通点がおおいですね😌

このパコール帽子
冬はあたたかくてよいのですが
日本のような高温多湿な気候では年間を
通して使うのは難しいです
ウールなのでまめに洗濯とかもできない😭

そこでスワラジ工房は
オーガニックコットンやヘンプ 素材で
日本でも年中つかえてガンガン洗える
植物繊維のパコールを開発
毎日使えるように改良しました😌

カラーシャのカラフルな村まつり

さてさてこちらは村まつりの様子
女性は女性同士
男性は男性同士肩を組んで
ぐるぐるランダムに踊ってます⬇️

パキスタンの他の地域からきた
観光客が写真撮りまくってますね😳

女性にカメラを向けたりするのは
憚られる地域が多いパキスタンですが
この地域はイスラム教ではないのでオッケーなのかな?
踊りの音楽は
太鼓メインのようで、メロデイ楽器はみられないようです。

チトラールの伝統楽器チトラーリシタール

ようやく楽器のおはなしにいきましょう!

ケラーシュ族ではないのですが
チトラール地方に伝わる民族楽器
チトラーリシタールを入手したので
弾いてみました

三味線みたいにながーい竿のシトラールシタール
音はとてもちいさいのですが
ミヨンミヨーンと魅力的な音です

シタールと聞くとインドの有名なシタールを連想しますが
素朴なシトラールシタールは
どちらかといえば、イランの似たような楽器
セタール に似ているようです。

こうした民族楽器は
音量はちいさくても
音質はとても豊か

西洋楽器にはだせないような
繊細な周波数を含んでいます

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